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メモ帳

2018年読んだ本

2018年の読書メーター
読んだ本の数:15
読んだページ数:4818
ナイス数:70

アシュリーの戦争 -米軍特殊部隊を最前線で支えた、知られざる「女性部隊」の記録アシュリーの戦争 -米軍特殊部隊を最前線で支えた、知られざる「女性部隊」の記録感想
15時間ほどで読めた。CST(文化支援部隊)という女性メンバーだけの特殊部隊を追ったノンフィクション。CSTの役割はアフガニスタンでの戦闘でアフガニスタン人の女性や子供たちから情報を聞き出すことが彼女たちの任務で地上戦の最前線でレンジャーの任務を支えていました。主人公のアシュリーが英雄視されているようで、プロパガンダ的作品と感じとってしまいました。2016年にアメリカの女性兵士も地上戦闘に参加することが法的に認められたのも、このCSTがあってのことのようで米軍にとっても大きな影響を与えた部隊だと思います。
読了日:12月30日 著者:ゲイル・スマク・レモン
シベリアの掟シベリアの掟感想
15時間ほどで読めた。かなりの力作だけど面白かった。筆者の幼少期の自伝的小説。これはntddkさんが面白いとツイートしていたので読んだ。この本については多くは語るのは不要だと思いますので、この本についての感想は本の中で語られているシベリアの掟の引用で締めくくる。『私たちシベリアの民は、子供の頃から「言葉にフィルターをかける」、すなわちたとえ故意でなくとも決して過ちを犯さないよう、口から出る言葉に気をつけることを教えられてきた。シベリアの掟によれば、「一度口から飛び去った言葉は二度と戻ってこない」からだ。』
読了日:12月30日 著者:ニコライ・リリン
五色の虹 満州建国大学卒業生たちの戦後五色の虹 満州建国大学卒業生たちの戦後感想
8時間ほどで読めた。日本が満州国を建国した時の理念である五族協和満州国を引っ張っていくリーダーを育成するための学校である満州建国大学についての話。日・漢・朝・満・蒙から集められた超エリートの卒業生たちを取材することで少ない資料の中、どんな学校だったのか、どんなことを考えて授業を受けたのか、戦後どうなったのか話をきいて浮き彫りになっていく建国大学。日本の敗戦とともにエリートだった学生たちが不遇の待遇を受けていたりと、国がその優秀な人材を生かさず中には忙殺する亡国もあったりと、貴重な歴史的資料のような一冊。
読了日:12月30日 著者:三浦 英之
悪童日記 (ハヤカワepi文庫)悪童日記 (ハヤカワepi文庫)感想
5時間ほどで読めた。薄い小説だけどrebuild.fmで紹介されていたように凄まじい本。打ちのめされるような本。双子の男の子の日記の体でストーリーが進んでいきます。男の子たちの行動原理みたいなものが読み取れてるので、その行動が加速するにつれてページを捲るスピードも上がっていきました。全部で第3部らしいのですが、素晴らしい作品のようですのでほかも読んでみたいです。子供だから視点は狭いようで、大人とは別の視点を持ち戦争下の描写が書かれています。筆者の幼少期の体験を双子の男の子を通して追体験するような感覚です。
読了日:12月30日 著者:アゴタ クリストフ
UNIXという考え方―その設計思想と哲学UNIXという考え方―その設計思想と哲学感想
20時間ぐらいで読めたと思う。途中何年も積んだりしたので、正確な時間がわかないけど、薄いけど一気に読めるような文章ではないので読むのが大変だった。名著ということでとりあえず読んでみたのが良くないのか、あんまり理解できなかった。これだけみんな名著と思って読まれているのにUNIXという考え方で実装していないのは何故だと思うぐらい複雑だったり謎の処理つけたりしているので気をつけたいですね。Linuxコマンドは強力でそれを使うスクリプトも強力ですね。こんな内容の現代の本が読みたいのでオススメあったら教えて下さい。
読了日:11月30日 著者:Mike Gancarz
スラスラ読める JavaScript ふりがなプログラミング (ふりがなプログラミングシリーズ)スラスラ読める JavaScript ふりがなプログラミング (ふりがなプログラミングシリーズ)感想
6時間ほどで読めた。タイトルの通りスラスラ読めました。ES6でJavaScriptを説明していますので、これからJavaScriptを勉強したい人や、プログラミングを覚えたい人が読む最初の一冊には良いと思いました。ふりがなが全てに振ってあるので、これがどんな意味なのかを、おまじないなどでごまかしていないので納得して読み進めることができると思います。監修も及川卓也さんなので内容も安心して読むことができました。次のステップはどう進めていけばいいのかは書いてないので、どうステップを進めるかが難しいと思いました。
読了日:08月20日 著者:リブロワークス
Linuxサーバーセキュリティ徹底入門 オープンソースによるサーバー防衛の基本Linuxサーバーセキュリティ徹底入門 オープンソースによるサーバー防衛の基本感想
8時間ほどで読めました。CentOS6で内容は少し古いですが、現在動いているシステムを運用している人は読んでおくとよいと思いました。LinuxのOS全般とApacheやメールなどの設定でセキュアな設定について細かく書かれており、わかりやすく書かれています。どのような運用が望ましいのかなども自分で調べるには難しいですが、このような本が増えてほしいと思いました。MySQLなどのDBやPHPなどについては記載ありませんが、それらはどのような本を読めばいいかなどの動線があればよいなと思います。おすすめの一冊です。
読了日:08月16日 著者:中島 能和
インフラエンジニアの教科書2 スキルアップに効く技術と知識インフラエンジニアの教科書2 スキルアップに効く技術と知識感想
10時間ほどで読めた。インフラエンジニア教科書とのことなのでインフラエンジニアとして読んでみた。1は立ち読みしたことありますが、個人的には2の方が読んでいて面白かったです。オペレーションシステムの基礎知識をわりと実用的なレベルで紹介されていて、インフラエンジニアになった人のまさに教科書的な存在だと思います。個人的にはなるほどUnixなどで、手で動かしてから読んでから読んだ方が理解が深まると思います。OSの動作の理屈をいきなり本を読んで理解できる人は頭がいいと思うので、普通の人は手を動かすといいと思います。
読了日:07月31日 著者:佐野 裕
絵で見てわかるOS/ストレージ/ネットワーク~データベースはこう使っている (DB Magazine Selection)絵で見てわかるOS/ストレージ/ネットワーク~データベースはこう使っている (DB Magazine Selection)感想
読むのに30時間ぐらいかかったと思う。新人の時(6年前)から何度も途中で諦めたりした本。OSやストレージ、DBMS、ネットーワークとシステム周り全般のボトルネックがどこか、リソースをどう使っているのかなどをコマンド実行レイヤ、絵を通して詳細に解説してくれている。個人的には詳解システムパフォーマンスの前に読んでおくと良いのではないかと思った。内容はオンプレミスのシステム前提で少し古いので、今のクラウド時代での内容に即した内容ではどうなるか気になるし、どんな本がそれにあたるのか気になる。このような本読みたい。
読了日:07月31日 著者:小田 圭二
オブジェクト指向でなぜつくるのか 第2版オブジェクト指向でなぜつくるのか 第2版感想
15時間ほどで読めた。Pythonでクラスをどういう時に書くべきなのか、オブジェクト指向でプログラミングするとはどういうことなのかよくわかっていないのでオブジェクト指向とは何なのかじっくり調べたいと思って読みました。この本は1冊まるまる書いているので説明が豊富でわかりやすかったです。Pythonの入門本とかだと犬とか人間とかを例にしたりして解説するのが余計に混乱させられていたのでオブジェクト指向の歴史と意義やクラス(カプセル化)・継承・ポリモーフィズムがどう意味なのかわかりやすく説明してありよかったです。
読了日:07月31日 著者:平澤 章
アカマイ―知られざるインターネットの巨人 (角川EPUB選書)アカマイ―知られざるインターネットの巨人 (角川EPUB選書)感想
6時間ほどで読めた。インターネットのトラフィックがどう流れているのか、CDNのアカマイがどういう成り立ちでできたのか。どのようにサービスを成り立たせているのか、どのような仕組みなのかなどをわかりやすく説明されているので読んでいて楽しかったです。CDNを利用すればオリジンサーバへの負荷分散にもなり、ユーザも高速にアクセスができ本当に良いものです。ネットワークの基本のようなものと併せて本書を読むことでインターネットの大枠を掴むことができるのではないでしょうか。誰にでも読むことができるので、オススメの一冊です。
読了日:06月21日 著者:小川 晃通
MySQL徹底入門 第3版 ~5.5新機能対応~MySQL徹底入門 第3版 ~5.5新機能対応~感想
10時間ほどで読めた。4年ほど積んでいましたが、そろそろMySQLに入門したい気持ちになり読みました。内容としては設定から運用までわかりやすくまとめっていて良いと思います。内容も5.5なのでそこまで古くはないので今読んでも参考になりました。昨今MySQL8がリリースされましたが、ほとんどの運用されているMySQLのバージョンはおいくつでしょうか?そうですね。おわかりのように、この本の内容は古くはないのです。次は実践ハイパフォーマンスMySQLをよんでMySQLの内部にもう少し踏み込んでいきたいと思います。
読了日:05月30日 著者:遠藤 俊裕,坂井 恵,館山 聖司,鶴長 鎮一,とみた まさひろ,班石 悦夫,松信 嘉範
忘れられた巨人忘れられた巨人感想
40時間ぐらいかけて読んだ。カズオ・イシグロは初めて読みます。牧歌的なファンタジー小説という印象で、THE・ビッグオーのような世界観です。記憶を奪う霧のせいで過去が曖昧な老夫婦がある日息子の存在を思い出して、どこに住んでいるかも顔も思い出せない息子に会いに行こうと行くあてのない旅を初めます。舞台はイングランドで時代はアーサー王伝説なので、この物語には騎士王伝説の知識があるとより楽しめるのかもしれません。読んでいて、ついさっきの記憶も危うい人達の会話を延々と読むことになるので、かなりの混乱が起こりました。
読了日:05月02日 著者:カズオ イシグロ
データ分析基盤構築入門[Fluentd、Elasticsearch、Kibanaによるログ収集と可視化]データ分析基盤構築入門[Fluentd、Elasticsearch、Kibanaによるログ収集と可視化]感想
8時間ほどで読めた。EFKで可視化したい人向けの本。 td-agentとElasticStackはバージョンが上がってしまったので、この本の内容は古いが、十分参考になる内容です。Qiitaぐらいしか日本語での情報がないEFKの可視化について上手くまとまっています。また、運用Tipsについても詳しく書かれていますので、運用や監視の勘所やチューニングの勘所についても参考になります。これからEFKで可視化をしたいと思っている人にはお勧めの一冊です。データ分析基盤の本で代表的な一冊になると思います。おすすめです。
読了日:04月22日 著者:鈴木 健太,吉田 健太郎,大谷 純,道井 俊介
Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築 改訂版Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築 改訂版感想
6時間ほどで読めた。AWSでWEB/DB構成をインスタンス1台ずつたてて、Wordpressを構築するLessonとなっています。新改訂版でコンソールが日本語対応となっているので、わかりやすくなっています。一部コンソール表示は変わっていましたが。他にもネットワークの説明、VPNやサブネットなどAWS特有の説明もされているのでAWSはじめに読む本には良いと思います。TCP/IP周りの説明もされていますので、サーバやネットワークの勉強がしたい人にもおすすめです。内容は薄いのでサクサクすすめてよいと思います。
読了日:01月11日 著者:玉川憲,片山暁雄,今井雄太,大澤文孝

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